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2026-08-10 · teai.io team · 7 min read · English

MCPツールストアに1日で5本出品して分かったこと —
説明文・価格・罠の実測メモ

teai.ioのMCPゲートウェイには、第三者の開発者が自作MCPツールを載せて従量課金で売れる ツールストア(開発者取り分80%)があります。仕組みを作った側として、まず自分が最初の出品者になって 1日で5本を実際に出品しました。この記事はその実測の一次情報です。数字は盛っていません。

3行でわかる要約
  1. 動くMCPサーバーのURLがあれば、登録は下のcurl1本で終わります
  2. 呼ばれるたびに売上の80%が開発者の取り分。課金・請求はteai持ち
  3. 先行登録の最初の3人には¥3,000相当のteaiクレジットも進呈
curl -X POST https://api.teai.io/api/v1/mcp/services \
  -H "Authorization: Bearer $TEAI_API_KEY" -H 'Content-Type: application/json' \
  -d '{"slug":"yourtool","upstream_url":"https://yourtool.example.com/mcp","default_credits":5}'

出品した5本(全部本番で課金E2E済み)

slugツール価格/回実測レイテンシ
qrcodeQRコード生成(PNG/SVG)3cr〜0.1秒
pdftextPDF→テキスト抽出5cr0.3〜1.5秒
ogpmakerOGPシェア画像 1200x63010cr2〜4秒
seikyusho適格請求書PDF(インボイス対応)15cr1〜2.5秒
shohyo商標リスク診断(AI)50cr53〜64秒
正直な現状: 収益台帳は累計11呼び出し・開発者取り分93クレジット — 全部自分のテストです。 外部の開発者はまだゼロ、つまり「最初の3人」の枠がまるごと空いています。早く出すほど、 エージェントの選択肢が少ない今のうちに使われる側になれます。

いちばん大事な発見 — エージェントは説明文と価格だけで選ぶ

買い手がAIエージェントだと、SEOもブランドも広告も効きません。エージェントが読むのはtools/listの 説明文と価格だけ。つまり「説明文の正確さ」がマーケティングのすべてになります。私たちが全ツールに適用している型:

1行目: 「◯◯を渡すと、◯◯を返します」— 具体的に
入力: 各パラメータの意味・単位・上限・既定値(例つき)
出力: 形式とサイズ感
実測レイテンシ: 「実測でおよそN秒」(必ず自分で3回測る)
できないこと: 限界を正直に(OCRしない・実データ照合しない 等)

「できないこと」を書くのは損に見えますが逆です。説明文の通りに動かなかったツールを、エージェントは二度と呼びません。 たとえば商標リスク診断には「J-PlatPatの実登録データとの照合は行っていません」とはっきり書いています。

価格の決め方(実例と分配の実際)

クラス目安実例
軽量ユーティリティ(〜1秒)3〜5crqrcode=3 / pdftext=5
生成系(1〜5秒)10〜15crogpmaker=10 / seikyusho=15
重いAI呼び出し(数十秒)30〜60crshohyo=50

分配は切り上げ式((価格×80+99)/100)なので、3crのような低額ツールは開発者取り分が実質100%になります (3cr→開発者3cr)。第三者ツールの上限は60cr/回です。

最小実装は約100行(Cloudflare Workers)

必要なのはJSON-RPC 2.0のPOSTハンドラ1本だけ。実装必須メソッドは3つです。

メソッド返すもの
initializeprotocolVersion / capabilities / serverInfo
tools/listツール定義の配列(name / description / inputSchema)
tools/call{content: [{type:"text"|"image"|"resource", ...}]}

(notifications/*は202で受け流すだけ。)登録はAPI一発です:

# 1. 自分のWorkerをデプロイしてから登録(登録時にtools/listの実疎通が走る)
curl -X POST https://api.teai.io/api/v1/mcp/services \
  -H "Authorization: Bearer $TEAI_API_KEY" -H 'Content-Type: application/json' \
  -d '{"slug":"yourtool","upstream_url":"https://yourtool.example.workers.dev","default_credits":5}'

# 2. 審査(pending→live)後、収益はいつでも確認できる
curl https://api.teai.io/api/v1/mcp/earnings -H "Authorization: Bearer $TEAI_API_KEY"

実測で踏んだ罠(これから出品する人へ)

まとめ: エージェント経済では「正確な説明文 × 正直な価格 × 確実に返ること」が品揃えの質そのものです。 私たちはこれを「呼べば、すぐ、確実に、正直な価格で返る」と呼んで全ツールの基準にしています。

🎙 音声で聞く

この記事の要点(約1分):

Claude Codeで作るなら — このプロンプトを貼るだけ

何を作るか決まっていなくても、以下をそのままClaude Code(や他のコーディングエージェント)に貼れば、雛形の実装からデプロイ、 teai.ioへの登録直前まで一気に進みます。実際に私たちもこの進め方で5本出品しました。

teai.ioのMCPツールストアに出品する、最小構成のMCPサーバーを作ってください。要件:
- Cloudflare Workers(TypeScript)。JSON-RPC 2.0のPOSTハンドラ1本
- 実装するメソッド: initialize / tools/list / tools/call(他のメソッドは202で受け流す)
- ツールの内容: 「<ここに1行でやりたいことを書く。例: PDFのURLを受け取り、指定ページを画像で返す>」
- tools/listの説明文には次を正直に書く: 入力の意味・単位・上限・既定値/出力の形式/実測レイテンシ(自分で3回計測)/できないこと
- 出力は {content:[{type:"text"|"image"|"resource", ...}]} 形式、5MB以内
- 実装できたら wrangler deploy でデプロイし、本番URLに5回連続200が返ることを確認してください
- 最後に、以下のcurlコマンドをslug・upstream_url・default_creditsを埋めて実行し、teai.ioに登録してください(TEAI_API_KEYは環境変数から):

curl -X POST https://api.teai.io/api/v1/mcp/services \
  -H "Authorization: Bearer $TEAI_API_KEY" -H 'Content-Type: application/json' \
  -d '{"slug":"???","upstream_url":"https://???.workers.dev","default_credits":?}'

まだ誰も出していないアイデア(儲かるかもは未検証・仮説です)

エージェントからの需要はまだ実測できていないので、以下は「作ったら伸びそう」という仮説です。断定はできませんが、 軽量・低レイテンシ・説明文が正直、という上の5本に共通する条件は当てはまるはずです。

出品してみたい開発者の方へ

実装〜出品までの手順は上記がすべてです(Workerの雛形もあります)。最初の数人には実装から出品まで直接伴走します。 APIキーは/keysから無料で発行できます。

無料でAPIキーを発行 → MCPゲートウェイの仕組み