実測

ベンチマーク — 生データを全部出します

teai.io は複数のAIモデルを同じAPIから呼べるサービスです。その中身を全部さらします—— 14モデルを同じエンドポイントにぶら下げて、コスト・速度・正確性を同じ条件で測りました。 合計 回。system プロンプト(モデルへの指示文のひな形)の A/B に 8,736 回。 マルチエージェントの束ね方(複数モデルの回答を組み合わせて1つの答えに絞る方式)は 通りを総当たりしています。

都合の悪い結果も載せます。全モデルが満点で何も測れなかった評価選定時は最良に見えたのに検証で落ちた構成、 そして自分たちの正解側にあった誤り

先に読み方だけ: 「正答」=採点で合っていた率。「要確認」=モデルが自信なしと自己申告した率(悪い数字ではない、隠さず言ってきた分)。 「黙って間違え」=自信満々に間違えた率(一番危ない。ここを0にしたい)。 「p90」=10回中9回はこの秒数以内に返ってくる速さの目安(平均値より体感に近い)。

どう測ったか

モデル単体

評価セットごとに、正答率・コスト・p90レイテンシ(速さの目安。上の「先に読み方だけ」参照)。

マルチエージェント — 束ね方を総当たり

安いモデル2本の答えを付き合わせ、割れたときだけ「裁定役」により賢い(=高い)モデルに聞きにいく—— という束ね方の性能を測りました。 各モデルの回答テキストを1回集めておけば、束ね方の評価に追加のAPI呼び出しは要りません。 選定は片方の実行回だけで行い、もう片方(選定に使っていない回)で検証しました。

プロンプトで上げられるか

安いモデルの正答率を、system プロンプトの調整で汎用的に上げられるか。 8変種 × 3モデル × 182問 × 2回 = 8,736回まわして測りました。

自分たちの間違い

正解側の誤りを5件出しました。いずれも正しく答えたモデルを不正解にする形でした。

設問誤った正解正しい答え何を間違えたか
源泉徴収 1,234,567円126,049二段階で計算100万円超の税率が変わることを無視していた
割増賃金 時給1450円×9時間16,312端数処理の指定が必要実務の慣習を知っているモデルほど不正解になった
容積率 45㎡×150%6767.5定めのない切り捨てを正解にしていた
コード「空白の畳み込み」全28回とも不正解テスト入力を二重にエスケープし、タブではなくバックスラッシュを渡していた
コード「中央値」全28回とも不正解浮動小数の丸めを避けることを仕様文に書いていなかった

モデルが揃って間違えたように見えたときは、まず自分の正解を疑うほうが当たります。

生データ

認証不要・CORS 開放。そのまま検証に使ってください。

curl https://teai.io/api/v1/bench                      # 全結果(要約 + 構成の総当たり)
curl https://teai.io/api/v1/bench/eval/jp-business     # 評価セットそのもの(設問と正解)

正解を隠したまま「うちのベンチではこうでした」と言うのは検証できません。設問と正解を出します。

この数字の限界