AIが歌詞を答えるたび、アーティストにお金が流れるようにした
AIに「あの曲の歌詞教えて」と聞くと、多くのAIはどこかで覚えた形で答えようとします。合っているかも分からないし、書いた本人には1円も入りません。
teai に lyrics という MCP サービスを追加しました。設計は一行で言えます — 歌詞は権利処理済みのカタログからだけ有償で返し、取得のたびにアーティストの口座へ分配を記帳する。
お金の流れ
エージェント「歌詞ちょうだい」
│ lyrics_get (10クレジット)
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teai ゲートウェイ ── 先にクレジットを引く(pre-debit)
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uta.live 権利処理済みカタログ ── 歌詞を返す
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収益台帳(mcp_earnings) ── 80%(8クレジット)をアーティストの口座に記帳
│ └ 記帳に失敗したら買い手に全額自動返金
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アーティスト ── 収益画面で確認 → 既存の出金フローでそのまま現金化
- 取り分はストアと同じ80%。teai の MCP ツールストアで第三者開発者に払っているのと同じ料率・同じ台帳・同じ出金フローに、アーティストを「開発者」として乗せました。新しい精算システムは1行も書いていません。
- 片肺を作らない: 台帳に書けなければ買い手に自動返金。カタログに無い曲への
lyrics_getも課金せず返金。「お金だけ取って歌詞なし」「歌詞だけ出て記帳なし」のどちらも起きない設計です。
権利のガード — いちばん大事なところ
uta.live のキャッシュには、カラオケ用に自動文字起こしされた曲が1,500曲以上あります。ここから何でも返したら、それはただの無許諾配信です。
- 返すのは allowlist に載った権利者本人のカタログだけ。現在は自社レーベル(BJJ Brothers / Shiopixel)の13曲のみです。
- allowlist の既定値はユニットテストで固定。うっかり広げるとテストが落ちます。広げるのは JASRAC / NexTone の許諾が成立したときだけ。
- 未収録・権利未処理の曲は、検索でもID直指定でも歌詞を一切返さず、権利者向けの登録案内を返します。
正直な現状: JASRAC / NexTone 管理楽曲(世の中のほとんどの曲)はまだ返せません。許諾契約の手続きを進めている段階で、成立するまで対象は自社カタログのままです。「AIが答えた歌詞」ではなく「権利者に対価が流れる歌詞」を標準にするための、順番を守った第一歩です。
使い方
# 検索(1クレジット) curl -X POST https://api.teai.io/mcp/lyrics \ -H "Authorization: Bearer $TEAI_API_KEY" \ -H "Content-Type: application/json" \ -d '{"jsonrpc":"2.0","id":1,"method":"tools/call", "params":{"name":"lyrics_search","arguments":{"query":"柔術"}}}' # 歌詞取得(10クレジット・80%がアーティストへ) curl -X POST https://api.teai.io/mcp/lyrics \ -H "Authorization: Bearer $TEAI_API_KEY" \ -H "Content-Type: application/json" \ -d '{"jsonrpc":"2.0","id":2,"method":"tools/call", "params":{"name":"lyrics_get","arguments":{"song_id":"bjjb_koi_jujutsu"}}}'
| ツール | 価格 | やること |
|---|---|---|
lyrics_search | 1 クレジット | 曲名/アーティスト名でカタログ検索 |
lyrics_get | 10 クレジット | 歌詞全文+ライセンス情報。80%をアーティストに記帳 |
アーティストの方へ
ご自身の曲を uta.live のカタログに登録すると、AIエージェント経由で歌詞が使われるたびに収益が記帳され、teai の収益画面と出金フローがそのまま使えます。uta.live からご連絡ください。
検証について: この記事の数字はすべて本番環境での実測です — 取得1回で買い手から10クレジット、アーティスト台帳に8クレジットが記帳され、未収録曲は返金されることをE2Eテストで確認しています。