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2026-08-06 · 7 min read

Sente 声モード大型アップデート — 割り込める・先手を打つ・あなたの会話で賢くなる

Sente(先手)は teai.io の CLI コーディングエージェントです。te と打てばキーボードで、 sente と打てばで使えます。今回のアップデートは「声で使って気持ちいい」に全振りしました。 話し終わりを待つだけだった声モードが、割り込めて、実況して、先回りする相棒になっています。

# 新規インストール
curl -fsSL https://teai.io/te | sh

# 既にお使いの方
te update

# 声ではじめる
sente

1分の実演デモ(実際の画面と音声): Sente 声モード大型アップデート(YouTube) — ナレーションはKOEの本人クローン声です。

何が変わったか

1. 会話が「会話」になった

2. 先手を打つ

起動すると、Senteが手元のパソコンの状況(やりかけの作業・判断待ちのメモ・裏で走っていた仕事)にさっと目を通して、 いま打つと一番効く一手をひとつだけ声で提案します。「やって」と返せば、そのまま作業に入ります。

♟ 決済まわりのAPIが止まったままです。原因の切り分けから始めませんか?(「やって」で始めます)

会話の途中なら「次何やる?」、ターミナルからは te next でいつでも呼べます。 提案は一度きりで、別の話を始めれば静かに流れます。

3. 合いの手 — あなたの声で、意味の合う一言

話し終わった直後、考えている数秒のあいだに、発話の意味に合わせた短い一言が入ります。 「テスト直しておいて」なら「直してみます」、完了報告なら「直ってよかったです」、 意味の取れない物音や長い口述には黙ることを選びます。 一言はすべて事前合成された本人クローン声なので、待ちがほぼありません。

選択は埋め込み(意味の近さ)とルールのハイブリッドです。開発者本人の過去の実会話を評価セットにして、 採点→調整を11ラウンド回しました(内部評価で2.71/5→4.06/5)。 特に「〜しないで」という否定の依頼に行動をそのまま復唱する事故(「書かないで」→「書きますね」)は、 ルール側で構造的に塞いでいます。

4. 回答を毎回採点して、自分で賢くなる

すべての往復を裏でLLMが採点し(質問に答えたか・事実をでっち上げていないか・簡潔か)、 採点の平均が下がると速度より賢さを優先して使うモデルを自動で乗り換えます。 いまの状態は te tune でいつでも見られます。

5. こまごま

開発ログから3つ

無音も選択肢に入れる

合いの手で一番大事な仕様は「黙る」でした。埋め込みモデルは無関係な文どうしでも それなりの類似度を返すため、絶対値のしきい値では無音を選べません。 素のコサイン値の床と「他候補からの突出」の二段判定に、発話タイプ(質問・完了報告・依頼・言いよどみ)の ルールを重ねてようやく、うるさくない合いの手になりました。

bash 3.2 に一度壊された

macOSの /bin/sh は bash 3.2 相当で、$( ) の中にヒアドキュメントを書くと、 その本文に含まれる引用符の数が奇数のときファイル全体の構文が壊れます。 これを踏んで配布版のSenteが一時起動不能になりました。現在は該当パターンを排除した上で、 インストーラが生成物を sh -n で自己検査し、壊れたランチャーは配置せず失敗するようになっています。

スラッシュで始まる依頼が消える

常駐に使っている opencode の ACP は、プロンプトが「/」で始まると未知のスラッシュコマンドとして 黙って捨てます。絶対パスを含む依頼(「/tmp/のファイルを読んで」)が毎回無反応になる原因でした。 送信前に先頭へ中黒を1文字添えるだけで解決しています。

声コマンド早見表

言う起きること
「待って」「ストップ」読み上げを即停止
「もう一回」直前の返答をもう一度
「静かにして」/「喋って」読み上げのオフ/オン
「次何やる?」♟ 先手の一手を提案
「やって」直前の提案をそのまま実行
「裏で〜やっておいて」バックグラウンド実行(完了は声で報告)
「今日のまとめ」その日の会話を要約して読み上げ+保存
「◯◯の声にして」/「声戻して」読み上げの声を切替
環境について: 声モードはmacOSで動作確認しています(録音に sox が必要です — brew install sox)。読み上げと合いの手は KOE の音声合成を使います。うまく動かないときは te doctor をどうぞ。

ブラウザからも

手元にターミナルがない時は koe.live/sente から声で頼めます。 本人確認(声+その場で読む確認)を通った依頼だけが手元のSenteに届き、実行結果が声で返ります。

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